冒険心について
めちゃくちゃお久しぶりです。
ここ2ヶ月はすごく忙しかった上、投稿する様な内容が無くて申し訳ございません。
なんでしょう。刺激が足りなかったのかな?
というわけで、刺激(及びビジネス!)のために、クリスマスからインドに来ています。
2014年にも来たインドですが、今回はより冒険できるよう旅程を作り、デリーに到着した翌日、南へと
一般クラスの電車で移動。
チャンバル・ラビーン(渓谷)という地帯に到着。電車からおりて線路沿いを1kmくらい歩いたらすごい光景が見えた。
何故こんな観光客が一人も来ないような、寂しい、寂しい場所に来たかというと、それは2014年。。。
2014年に4ヶ月ほどインド旅をしてましたが、タージマハールに電車で移動していた時、窓外に見た光景はまるで火星のような風景でした。 荒波のように刻まれた地形。土の色。まるで、地球ではないような光景を見てしまい、「一度行ってみたい」という思いが3年前にあり、今まさにここに立つ事ができた。
あまりの感動で喜びを隠せない。この地形を身近で観れるなんて。
ところで、チャンバル・ラビーンはただの渓谷ではない。この地域全面に広がって、「ダコイト」という、何千年も活動している盗賊・テロ組織の隠れ場となっている。 ダコイトらは、旅人と仲良くなって、信頼を得たら隙を見つけて後ろから首を絞める。旅人を殺したら、持ち物を盗む。ただ物を盗むだけでなく、殺す理由は、証拠・目撃者などを一切残さない、一番「きれい」な盗み方だから。
50万人以上殺されたと言われる、歴史上最大のテロ組織である。
とはいえ、ここ数年ダコイトは都市へと移動したと聞いたため、そこまで危険を感じなかった。
実際、ラビーンの中へと数キロ歩いて行ったら、特に何も見なかった。せいぜい、山羊飼いくらい。動物の死体がやたら多かった。
冒険とは危険があって当然。だから面白いと思います。
地球を旅して、新たな通商路を開拓した歴史的人物たちは、
「リスク」なんて意識もせず、
純粋な好奇心に導かれ、勘に頼りながら、
地図の無いところへと旅立って行った。
彼らのおかげ僕らは今日、極めて優雅な生活をおくれる。
テレビ画面から世界を旅するほど、冒険心に欠乏した有様は無いと思う。
危険を恐れるのは当たり前。
恐怖とは生きている証。
その恐怖を乗り越え、誰にでもある人間の潜在的な好奇心を満たすのが、真の冒険心だと思う。
一見、何も無い荒野だが、そこに踏み入ることで自分の好奇心が満たせた事を、とても嬉しく思います。
これが僕の求めていた刺激なら、十分得られた。
でも、冒険は一生終わらない。冒険と冒険の間の休憩はその分おいしい。
2017年もよろしくお願いします。もっともっと盛り上げていきますので、よろしく。
ジュリアン