僕が東京で活動するようになる以前、
あるブラック企業で働いていた。
そこにはパワハラ上司がおり、
日常的に僕に差別的な発言や、暴力を振るったりしていました。
その会社は地獄の”Welcome to Japan”経験でした。
ーー
それは3年前の悪夢。
昨日、偶然にも駅でそのパワハラ上司にばったり会った。
両者ともこの遭遇に呆然。
彼との別れは、断じて円満ではなかった。
目があった瞬間、鼓動が一瞬止まった。
胸がきつくなる気持ちって、久しぶりの味わい。
人生において、こういうシチュエーションをマスターするのが、真のメンタル強さだと思う。
彼はいつも通りのラフなスーツ姿。ずーっと替えてないのか。真っ黒なナメクジのような眉毛。ごつい体格。いかにも「昭和」。しかも自称の誇り高い「社畜」。
こっちはイタリア製の3ピーススーツ。ビンテージのブリーフケース。もちろん、「グローバル」さ!ふふ。(笑)
ーー
パワハラ上司:おおお。。。久しぶり! 今どこで働いてんの?
ジュリアン:あんたの知ったことじゃないだろうが
パワハラ上司:(!!!)ああ。そっか。じゃあいいわ。
眼飛ばしあいながら双方別方向へ歩いて行った。
ーー
皆さん、権利の濫用って、よくないです。
いつの日かまた別の形で部下や後輩に会い、立場が逆転されているかもしれません。
彼はサラリーマンに命をかけた男。僕は、自分の可能性に命をかけた身。
彼は僕に何も言わず歩き続けるべきだった。
経緯を考慮すれば「久しぶり」なんて、安い陳腐な言葉。心もこもってないだろう。
でも、実は僕は心の底、ある日奴をギャフンと言わせたかったのだ。
だからある意味、すっきりした。 :D
そこで桜が散り飛ぶ中、セルフィーを撮った。
ここでこの幕を閉じようか。
ジュリアン