10/21/2015
こんばんはー
本日レッスンに参加された皆さん、ありがとうございました。
お疲れ様です。
さて、Volkswagenでの問題ですが、排気ガス試験につき車の搭載ソフトに試験中カンニングするように仕組んだ事が先月発覚しました。
何故そんなことになったか分析してみると、どうやら大きく分けて二つ問題があったと言えます:
①野心とそれを獲得するための伴う部下へのプレッシャー。
②企業統治(Corporate Governance)の問題。
実に、レッスン中伝えそびれましたが、VWは他自動車メーカーと比べてスキャンダル前から株価が安価で取引されていました。それは、前々からVWの企業統治をinvestorらが評価していなかったからとも言われています。
VWの取締役会には権力を持つ貴族がおり、それはポルシェファミリーとも言われています(Mimiさん、よくリサーチされていますね)。なお、ドイツの企業統治構成は取締役会の上にSupervisory Boardがあり、そのボードも利害関係が大きすぎて、結果的に社員たちにプレッシャーがかかりすぎて不祥事を起こしたところに至っています。
本日のレッスンは今まででもかなり濃い内容で、ドイツが何故工業大国なのか分析しました。マイスター制度や、歴史的観点を考慮に入れ、日本やAnglo-Saxon圏の文化と比べることによって、ドイツの事がちょっとだけ分かったかと思います。
皆さん、お疲れ様でした!
ジュリアン